学習院初等科の受験情報・試験日程・試験問題・倍率についてまとめました

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本日は四ツ谷にある学習院初等科の受験情報・試験日程・学費・倍率・試験問題いついてまとめました。

学習院は江戸時代末期に公家の子弟の教育を目的に設立され、数多くの皇族が学んでこられました。

現在では学習院初等科は、慶應幼稚舎、青山学院初等部と並んで、「私立小御三家」に数えられるほどの人気の小学校です。

学習院初等科の基本情報

学習院初等科の基本データ

所在地 東京都新宿区若葉1-23-1
TEL 03-3355-2171
FAX 03-3355-2675
アクセス JR中央線・総武線・東京メトロ丸ノ内線「四ツ谷」より徒歩8分
HP https://www.gakushuin.ac.jp/prim/

学習院初等科の教育方針

学習院初等科では、「真実を見分け、自分の考えを持つ子供」の育成を教育目標に掲げ、知育・徳育・体育のバランスのとれた教育を行っています。

具体的には、「進んで工夫し、努力する子供」「真心を持って人や物に接する子供」「美しさを感じ取る心の豊かな子供」「健康や安全に心がけ、進んで体を鍛える子供」の育成を目指しています。

学習院初等科の特色

・自分の目で確かめ、自分の頭で考える自発的、創造的な学習態度を重んじ、自他の生命を尊重し、思いやりのある心と生きる力の育成に努めています。

・知情意体の調和をとれた教育を行うために全ての教科の指導を偏りなく推進します。その対策の一つとして、学級担任のほかに、理科・音楽・家庭・体育・英語は専任教員が担当し、高学年では、国語・社会・算数も専科的に指導します。

・総合的な学習の一環として、全学年に図書教育、3年生以上には情報教育を実施します。

・3年生は、英語に親しむ時間を設け、4年生以上に英語科を教科として設置します。

・総合的な学習の一環として、週に1回「さくら」と呼ばれる授業をおこなっています。「さくら」は2つ以上のの教科の内容を横断的に学んだり、日本の伝統文化を子供の視点から探究的に学ぶ事ができ、子どもたちにとって人気の授業となっています。

学習院初等科の年間行事

4月 入学式
5月 1.2年遠足 3・4年校外学習 写生会
6月 5年校外学習 6年修学旅行 全校参観日
7月 6年沼津海浜教育 芸術鑑賞会
8月 夏休み
9月 5年理科実験体験
10月 運動会
11月 初等科祭
12月 お話会
1月 早朝マラソン
2月 邦楽鑑賞会
3月 卒業式 5年雪の学校

学習院初等科の学費

■入学手続時納付金

入学金 300,000円
維持費・年額 302,000円

■年間納付額

授業料・年額 734,000円
給食費・教材費など年額 190,000円
教育改革推進資金1口(5口以上・任意) 100,000円

※上記金額は諸事情等で変更の場合あり

進学情報

■中学校への進学情報

【学習院、学習院女子】男子は約95%、女子は約94%が内部進学

■高等学校への進学情報

【学習院、学習院女子】男子は約87%、女子は約98%が内部進学

■大学への進学実績

卒業生のうち約50%~60%が学習院大学に進学

学習院初等科の受験情報

2020年学習院初等科の試験日程

募集人員 男女各40名 計約80名
受験資格 2013年4月2日から2014年4月1日までに生まれた者
説明会 2019年9月7日(土)10時~11時
願書配布期間 2019年9月2日(月)~9月30日(月) 9時~15時(平日のみ)
出願期間 2019年10月1日(火)~2日(水)郵送のみ 消印有効
試験日 2019年11月1日(金)から11月5日(火)のうち1日
考査料 30,000円
合格発表 2019年11月7日(木)10時~12時
入学手続き 2019年11月11日(月)9時~11時 13時~15時

学習院初等科の選考方法

学習院初等科の試験は例年11月1日から5日までの間に1日行われます。

月齢の低い順に考査日が決まり、両親面接も同日になります。

1日の中では4つのグループが決められ、それぞれ集合時間が違います。所要時間はおよそ2時間で、お子様の考査中に両親面接が行われます。

過去問はこちらから↓↓

学習院初等科の倍率

学習院初等科の倍率は、非公表となっていますが、大手幼児教室調べでは例年7倍~8倍となっておりかなりの難関校になっています。

学習院初等科の試験問題

考査は、個別テスト、集団テスト、運動テストが行われ、幅広い能力が必要となる内容です。個別テストはペーパー試験はありませんが、内容的にペーパー試験の対策をしていれば対応できる内容となっております。

個別テスト

頻出分野は、記憶とお話作りです。

学習院初等科では日本語教育を重視しているので、正しい日本語でハキハキと自分の言葉で回答することが要求されます。

記憶に関しては、例えば買い物のお話を聞いた後で買ったものを答えるような問題ですとか、お話作りの問題であれば、動物がトラブルに陥ったような一枚の絵を見せられ、その原因や対処法などの話を作るなど、状況把握能力や想像力が必要となる問題が頻出しています。

また、絵や積み木を使った間違いを探す問題やなど観察力が問われる問題もよく出題されています。

その他、四方からの観察、回転図形も頻出です。

クーピーペンを用いて○や□や△を書いたり、折り紙を角と角が合うように丁寧に折るなど手先の器用さや巧緻性を問われる課題も出されます。

理科的常識や社会的常識も必要になるので、普段からのご家庭での積み重ねが大切です。

よく見て、よく聞き、よく考え、自分の言葉でハキハキと伝えるという事が必要となります。

行動観察

行動観察では、きちんと先生の指示を守る事ができるか、お友達を思いやる行動が取れるか、お友達と競争のような状況になってもきちんと指示を守ることができるかなどが問われます。

指示・制作は毎年のように出題され、はさみを使ったり、紙を折るなどの基本的な行動が中心になりますが、きちんと指示を理解できるかがポイントとなります。

また、指定された色の旗を取ってきて指示通りに上げる、その後お友達と旗を交換して同じ色の旗を揃えるなど、コミュニケーションがとれ、仲良く行動できるかをみられます。

運動テスト

音楽にあわせてスキップをしたりなど、音楽をもちいたリズム体操などが行われることが特徴です。

スキップやケンケン、ボール投げ、的あて、屈伸運動などは普段から練習しておくと良いでしょう。

両親面接

学習院の初等科の面接はご両親と、面接官2名で行われます。

■父親への質問

・志望理由をお聞かせください。

・本校に期待することはなんですか。

・ご家庭での夫婦の役割分担についてどのようにお考えですか。

・ご自身がお子様に誇れることはなんですか。

・子育てについての方針をお聞かせください。

■母親への質問

・子育てにおいて大切にされていることはなんですか。

・お子様の好きな本はなんですか。

・お子様の食事に関して気をつけていることはありますか。

・最近の子育てで嬉しかったことはなんですか。

・保育園や幼稚園でのお子様の様子をお話ください。

※なお、出願時に任意ではありますが、面接資料を添付することができます。これは、志望理由、ご家庭の様子、教育方針を伺うためのものとの事ですが、面接の時間が短いためしっかり記入が必要です。

学習院初等科のおすすめポイント

学習院初等科は、倍率も高く、家柄が良かったり、お金持ちでないと合格できないなどの噂もあり敷居が高いイメージですが、実際は全くの学習院に縁もゆかりもない、普通のサラリーマン家庭からでも合格は可能です。

ただし、学費が高額で、学習院出身者は自分の子供も学習院に入れようとする傾向が強いため、結果として裕福なご家庭のお子様が入学される事が多くなってしまいます。

なんといっても合格さえしてしまえば、大学までエスカレート式で登れますので、伸び伸びとした学生生活を送ることができます。

また、学習院大学以外への進学実績も良く、約半数が学習院大学よりも偏差値が上の大学に進学しています。

小・中・高と進学する上で別の進路に進みたくなった時のサポートも万全ですので道が狭まってしまうこともありません。

非常に魅力的な学校ですのでぜひチャレンジしてみてください。

 

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