本日は寄付金についてのお話です。
幼稚園受験が終わり無事に合格しますと、入園手続き時などに寄付金のお願いをされる事になります。
私立幼稚園や国立幼稚園、私立小学校、国立小学校によりその金額は様々ですが、多くは「1口〇〇円、〇口以上、任意」という表示になっています。
「1口2万円、2口以上、任意」
「1口10万円、3口以上、任意」
「1口20万円、2口以上、任意」
「1口30万円、1口以上、任意」
このような表示になっており、実際にいくら払うべきか?そもそも払わなくてはいけないのか?迷ってしまいますよね。
こんな短い文章の中に、「以上」とか「任意」とか謎の言葉が盛り込まれています。
ママ友にも聞きにくいし学校にも当然聞くことができないという事で頭を悩ますご家庭も多いと思います。
結論から言ってしまいますと、
- 寄付金は払うべきです。
- 金額は、「1口10万円、2口以上、任意」ならば20万円、「1口2万円、2口以上、任意」なら4万円、「1口30万、1口以上、任意」ならば30万円が安心です。
本日は、寄付金に関する疑問について解説いたします。
寄付金は払うべき?
そもそも寄付金は払わないといけないのでしょうか?
寄付金は、主に幼稚園の遊具の購入や、備品の購入、運営設備の改善などの様々な用途に利用し、子ども達が快適な園生活を送るためのものです。
「1口〇円、〇口以上、任意」という表記が多いため迷ってしまうご家庭が多いと思います。
この任意という言葉が曲者ですよね。
この表記の解釈は2種類できると言われています。
1つ目は、
・寄付金を支払う事自体が任意です。
2つ目は、
・寄付金を払うのは当然で、〇口以上支払うかに関してが任意です。
このように2種類の解釈をすることが出来るため、寄付金は必ず支払わなくてはいけないと思っている方もいらっしゃるかと思いますが、現実的に寄付金という言葉自体の意味を考えると、「寄付金を支払う事自体が任意です」という解釈が正解となります。
それではどのくらいのご家庭が寄付金を払っているのでしょうか?
これは私が幼児教室に勤務していた時のヒアリング、現在通っている幼稚園のママ友との会話ですが、ほぼ100%寄付金は払っています。
過去に1人だけ「うちは払わないです」と言っているご家庭がいましたが、それ以外のご家庭は全て支払っていたようです。
これだけ多くのご家庭が寄付金を支払っているとなると、支払わないと不利益を受けるのではないか、上級の学校に進学が出来なくなるのではないか、担任に寄付金を支払っていない事がばれて気まずい思いをするのではないかなど不安な点が出てくると思います。
これらに関してですが、寄付金は任意なのですから寄付金を支払わない事によるデメリットはあってはいけない事ですし、金銭管理の部署と現場は実際は違うので、担任にばれる事はないと思われます。ネットで調べても不利益はないと断言しているものがほとんどです。
しかし私はそうであっても寄付金は支払うべきであると考えます。
なぜでしょうか?
それは、
- 様々な不安をかかえながら通園するのは精神衛生上良くない
- 人の心の中は見えない。不利益は与えないといっても100%ないと断言できない。
つまり支払うことで安心できるならば支払うべきという考えです。
支払えば不当に扱われる心配なく、担任に気まづい思いをすることもなく、進学に不利益がないというならば支払ったほうがいいです。100%ないと断言できないのならば。
家計上支払う事ができないというならば別ですが、受験をされているご家庭なので支払う余裕はあると思われます。
大事なのはお子様ですよね。それならばお子様のために支払うべきだと考えます。
寄付金はいくら支払うべきか?
それでは寄付金はいくら支払うべきでしょうか?
「1口〇円、〇口以上、任意」という表示ですから、例えば「1口20万円、1口以上」ならば20万円でいいの?それとも2口の40万円?それとも5口の100万円必要?と迷ってしまいますよね。
学校の立場に立てば多ければ多いほうがいいに決まっていますが、これに関しては最低口数支払えば問題ないと考えます。
「1口2万円、2口以上」ならば4万円、「1口10万、3口以上」ならば30万円、「1口20万、1口以上」ならば20万円です。
中には10口以上支払っているご家庭もおりますが、私が聞いた範囲ですと最低口数支払っているご家庭が圧倒的に多いです。
またかなりの額を寄付しているご家庭のご子息が進学できなかった例もありますので、寄付金の多寡は最低口数あれば全く問題ないと言えます。
まとめ
本日は寄付金について解説しました。
入学時に支払う寄付金はまだ同じ園内に知り合いもほとんどおらず、お金に関わることなので人に相談しにくいと思います。
これからお世話になる幼稚園だから支払ったほうがいいのかなとか、でも払わなくてすむなら払いたくないとか、いろんな感情があるのが正直なところだと思います。
ネットで調べても断言していない事が多く余計に迷ってしまう方もいるかと思いますので、今日はあえて断言していいますね。
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