公文式の将来を見越した効果的な活用方法を考える

幼児教育
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公文式に入会するか考えた時に多くの保護者様は、ママ友やネットの口コミを見たりと情報収集をすることと思います。

その際に必ず目にしたり耳にするのが、

  • 公文式は詰め込み教育のため自分で考える力が育たない
  • 公文式は計算は早くなるが文章題ができない

これらの情報だと思います。

まだ鉛筆を持つことすらできないお子さんの保護者様の場合でも、先々の事を考えて、入会をためらってしまったり止めてしまうこともあるようです。

しかしこれは本当にもったいないです。

結論から言うと、

公文式をスタートする時期は早ければ早いほうが絶対にいいです。

そして中学受験を考える場合は、小学校3年生から4年生で進学塾に切り替えます。

それまでは公文の学習に打ち込めばOKです。

以下考察していきます。

公文式教材のメリット

公文式の世間一般のイメージは、ひたすらに膨大な量の計算問題を繰り返し行うというイメージだと思いますが、実際はかなり違っていて、どの教科も子供がスムーズに理解できる工夫がほどこされています。

理解しやすいよく練られた教材

例えば算数の学習の場合、計算を行うための土台となる、絵や図が豊富に使われていて、初めて学習する子が理解しやすい内容になっています。

動物の絵や果物の絵などで、1個のみかんと2匹のネコの図を見て、全部でいくつですか?というわかりやすい教材になっています。

国語の学習も同じです。

文の構成をしっかり学んでいくことができます。主語・述語・修飾語も図でわかりやすく解説されていて、5W1Hもスムーズに理解できる構成です。

豊富な演習問題

公文式の教材のメリットは各テーマごとの豊富なプリントにあります。

各テーマ200枚以上(表裏を合わせると400ページ)という膨大な量の演習を毎日5枚から10枚行っていきます。

教材は簡単な問題からスタートして徐々に難しい問題へと進んでいくので達成感を味わいながら取り組んでいくことができます。

このように公文式の教材は質・量ともに学力を向上させるために最適な学習法であると言えます。

公文式の不安点に対する考察

次に冒頭に述べた、

  • 公文式は詰め込み教育のため自分で考える力が育たない
  • 公文式は計算は早くなるが文章題ができない

という2点について検証していきたいと思います。

公文式は詰め込み教育?

これは公文式教材の膨大な量の反復練習のためこのような心配をされる方もいるのかと思いますが杞憂であると考えています。

子供達は、算数や国語、英語を公文で学習しますが、それ以外にも学校で幅広い教科を学習し、様々な知識を身に着けていくことになります。

24時間365日ひたすら公文のプリントに取り組んでいるというのなら別ですが、実際は1日1時間~2時間ぐらいです。全く心配はいらないと思います。

公文式は計算だけ早くなるが文章題は解けない?

これも大きな誤解だと思います。

そもそも計算が得意な子が文章題が苦手になるわけがありません。確かに公文で図形問題や文章題を解くこはありませんが、しっかりとした計算力は数学的な力の土台になりますので、公文に行ったから文章題や図形が解けなくなるというのは当てはまりません。

これは言い換えれば、「公文での学習では中学受験に対応できない」という事だと思います。

公文式の学習は進度が早い子の場合、小学校3年生くらいで小学校範囲はおろか中学範囲まで進んでしまう子もいます。

しかし中学受験においては当然ながら中学校の範囲の学習は必要ではなく、必要なのは小学校範囲の学力を深く掘り下げ、応用範囲まで対応できる力となります。

すなわち公文での学習と中学受験の学習は合致していないという事になります。

公文式の効果的な取り組み方

公文式の取り組み方については、ご家庭の教育方針やお子様の環境によって異なることとなります。

中学受験が目標の場合

中学受験を考えている場合は、小学校3年生くらいを目途に小学校範囲の学習をすべて終え、進学塾に切り替えることをオススメします。

公文式で培った国語力や計算力は進学塾に行ってからも大きなアドバンテージとなり中学受験戦争を勝ち抜くために大変有利となります。

附属幼稚園や小学校進学の場合や大学受験を考える方

お子さんが附属の幼稚園や小学校に進み中学受験がない場合や、受験は高校受験もしくは大学受験のみという方の場合は、お子さんの興味が尽きない限りは、先取り学習をしていく事になんの問題もないと考えます。

公文の学習は、国語や算数の基礎を学ぶためには最適な内容となっっていますし、先取り学習が出来ていれば、学校の勉強に関しては心配せず、自分の好きな学習やスポーツに取り組むことができます。

まとめ

公文式の学習は、目的を間違わなければ全てのお子さんにとって大変有益なもので、マイナスになる事はないと思われます。

重要なことは、

  1. 公文式の学習は基礎を身に着ける上で最適
  2. 公文の学習と中学受験はべつもの

という点です。

公文式の学習は目的を見誤らなければ、お子さんにとって大きな自信と確かな学力を得る事ができます。

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